食事制限ガイド
ヴィーガンのしゃぶしゃぶ&すき焼き:日本の鍋を楽しむ攻略ガイド

鍋は、コツさえ押さえれば日本で最もヴィーガン化しやすい料理のひとつです。豚や鶏のスープではなく昆布だしにしてもらい、しゃぶしゃぶの肉は抜いて、豆腐・湯葉・きのこ・青菜・春雨・餅を鍋いっぱいに。すべてを台無しにする唯一の落とし穴は「隠れた魚だし」。口に運ぶ前に、必ずひと言確認しましょう。
なぜ鍋は静かに植物性向きなのか
しゃぶしゃぶもすき焼きも、卓上でぐつぐつ煮る鍋が主役。付け合わせの野菜や豆腐はもともと植物性で、しかも自分で煮るので、だしさえ整えばほとんど自分でコントロールできます。ヴィーガンの旅行者にとって、鍋は「我慢の一皿」ではなく、温かく気前のいい参加型の食事。素直な喜びです。
だしがすべてを決める
ここが勝負どころ。しゃぶしゃぶの基本スープは薄い昆布だしのことも多いですが、豚・鶏・かつおベースを出す店も少なくなく、「素のスープ」に魚だしが効いていることもあります。すき焼きはさらに難関で、甘辛い割り下(醤油・みりん・砂糖)はふつうだし入り、伝統の付けだれは生卵です。昆布と干し椎茸のだしがヴィーガンの例外なので、名指しで頼みましょう。だしの潜み方はだしはヴィーガンかで詳しく解説しています。
そのまま安全なもの
- 豆腐 — 絹でも木綿でも鍋の定番
- 湯葉 — なめらかでたんぱく質も豊富
- きのこ — えのき・椎茸・しめじ・舞茸
- 青菜・野菜 — 白菜・春菊・ねぎ・人参・大根
- 春雨・しらたき — こんにゃく由来の麺
- 餅 — 焼いて鍋に入れると絶品
口に運ぶ前に確認する落とし穴
- スープ — 豚・鶏・かつおベースでないか確認
- すき焼きの生卵 — 付けだれの卵は使わない
- ポン酢 — かつおだし入りが多い。確認するか、醤油や塩で
- ごまだれ — だし・はちみつ・乳が隠れることも
- 「野菜」系の具 — 一部の豆腐加工品や団子に卵や魚が入ることも
頼み方・言い方
鍋を指して「昆布だしのスープにできますか?」。続けて「お肉は入れないでください、ヴィーガンです」。たれの前には「このたれに、かつおや魚は入っていますか?」。しゃぶしゃぶ食べ放題では野菜だけのセットを選べる店も多く、肉を丸ごと避けられます。
ベジ対応の鍋を見つける
完全ヴィーガン専門の鍋店は少ないものの、確実な道が三つ。昆布だしと野菜盛りを頼めるしゃぶしゃぶ店・野菜食べ放題(ベースは要確認)、鍋の植物性の親戚ともいえる精進料理、そして日本はヴィーガンに優しいかで紹介する広がりつつある植物性の店。だしさえ整えば、あとは野菜が仕事をしてくれます。
Sources
FAQ
- しゃぶしゃぶの基本スープはヴィーガンですか?
- 必ずしもそうとは限りません。基本は薄い昆布だしのことが多いですが、豚・鶏・かつおベースの店もあり、素に見えるスープに魚だしが効いていることも。注文前に「昆布だし」「椎茸だし」と名指しで頼みましょう。
- すき焼きもヴィーガンにできますか?
- いくつか差し替えれば可能です。割り下はふつうだし入りなので植物性にできるか確認し、伝統の生卵の付けだれは使いません。豆腐・湯葉・きのこ・ねぎ・しらたきはそのまま安全です。
- 付けだれは安全ですか?
- 一つずつ確認を。ポン酢はかつおだし入りが多く、ごまだれはだし・はちみつ・乳が隠れることも。醤油や塩が最も無難で、たれの中身は店員に尋ねれば教えてもらえます。