トレンドウォッチ
2026年、日本で新しくオープンしたヴィーガン・プラントベースの店

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2026年の日本のヴィーガンシーンは、ここ数年より動きが目立つ一年になっている。1月には大阪で完全植物性のラーメン専門店がオープンし、5月には大手ファストフードチェーンが刷新したプラントベースバーガーを発売、そして大手プラントベース食品メーカーの一つは半年で4つの新製品ラインを投入した。「日本全体がヴィーガン化した」わけではない――動きの多くは今も東京と大阪に集中しており、大手チェーンの新商品の一部は「主要原材料に動物性食材不使用」という、完全なヴィーガン保証には一歩届かない表現を使っている。それでも2026年7月時点で、方向性は明らかに上向きだ。
新規オープンした店
MERCY Vegan Ramen(大阪) — 2026年1月29日、大阪メトロ「堺筋本町駅」から徒歩圏内にオープン。メニューはすべて動物性原料を一切使わない100%植物性で、精進料理にならい「五葷」(にんにく・ねぎ等)も使わない。大阪でHappyCow評価1位の「MERCY Vegan Factory」のフランチャイズ2号店にあたる。価格は1,650円〜2,200円で、看板は豆乳担々麺。大阪の植物性グルメをもっと知りたい方は大阪のヴィーガンレストランガイドもどうぞ。
bego(大阪・森ノ宮) — 2026年4月20日オープン。一つ注意したいのは、begoは「完全ヴィーガン専門店」ではなくウェルネス系カフェだということ。モーニングメニューには平飼い卵のスクランブルエッグの皿もあり、その一方でスペルト小麦パンを使ったヴィーガン対応や、米粉ベーグルによるグルテンフリー対応も用意されている。完全植物性のプレートが必要な場合は、注文前に確認を。
大手チェーンもプラントベースを刷新
モスバーガーは6年ぶりにソイパティを刷新し、2026年5月19日に発表、翌5月20日に米粉入りバンズを使った「アボカドバジルバーガー」を全国発売した。同社は「主要原材料に動物性食材不使用」としているが、これは完全なヴィーガン表示より一歩控えめな表現で、ソースなど細部の原材料までは明記されていない。主流チェーンの需要の高まりを示すサインとして受け止めつつ、確実性を求めるなら注文時にスタッフへ確認したい。
レストランの厨房に届く新しい植物性食材
台湾発のプラントベースブランド「Vegefarm」を日本の飲食店・ホテル厨房向けに展開するグリーンカルチャーは、2026年上半期だけで着実に新商品を投入し続けた。1月にヴィーガンミンチ「Green Meat」、2月に焼き肉・唐揚げ用の大豆ミート、3月にヴィーガンバーガーパティ&ミートボール、そして6月22日には業務用の冷凍「ベジフィッシュフィレ」とヴィーガンナゲット――こちらはスーパーの店頭向けではなく、レストランやホテルの厨房向けだ。今後メニューでより本格的な植物性フィッシュやナゲットを見かけるとしたら、その背景にはこの供給の広がりがある。
業界が力を入れている場所
2026年は、日本の大規模食品展示会2つがヴィーガン専用エリアを設けた。東京の「健康博覧会2026」(2月25日〜27日)と、インテックス大阪の「FOODEX JAPAN in 関西」(7月22日〜24日)で、いずれもNPO法人ベジプロジェクトジャパンが協力し、試食や商談、人気店「パプリカ食堂ベジ」のシェフによる調理デモも行われた。消費者向けでは、日本最大級のプラントベースイベント「ヴィーガングルメ祭り」が、名古屋・東京(木場公園)・京都(梅小路公園)と年間を通じて各地で開催され、秋の東京開催は10月4日に予定されている。
旅行者にとっての意味
現地での見極めは変わらず必要だ――出汁が昆布のみか確認し、大手チェーンの「プラントベース」表記を無条件に完全ヴィーガンと思い込まないこと。とはいえ、新しい専門店の開業、大手チェーンのバーガー刷新、そしてレストラン向けに植物性フィッシュやナゲットを広げる食品メーカーの動きを見る限り、2026年は日本の植物性ダイニングにとって実際に動きのある一年だったと言える。
Sources
- 【大阪】グルテンフリー&ヴィーガン&五葷不使用のラーメン専門店「MERCY Vegan Ramen」1/29 OPEN(PR TIMES)
- 森ノ宮にヴィーガン・グルテンフリー対応カフェ「bego」2026年4月20日オープン(関西開店情報)
- モスフードサービス「米粉入りバンズのアボカドバジルバーガー」プレスリリース(2026年5月19日・公式PDF)
- グリーンカルチャー、Vegefarmブランドから「ベジフィッシュフィレ」「ヴィーガンナゲット」発売(2026年6月22日・PR TIMES)
- 【FOODEX in 関西2026】ヴィーガン・プラントベース専門エリア設置(PR TIMES/NPO法人ベジプロジェクトジャパン)
- ビーガングルメ祭り2026 開催スケジュール(公式サイト vegefes.com)
FAQ
- 2026年に日本でオープンした注目の完全ヴィーガンレストランは?
- 大阪の「MERCY Vegan Ramen」が2026年1月29日、堺筋本町駅近くにオープン。メニューは100%植物性で、精進料理にならい五葷(にんにく・ねぎ等)も使わない。
- モスバーガーの新商品「アボカドバジルバーガー」は本当にヴィーガン対応ですか?
- 「主要原材料に動物性食材不使用」という表示で、完全なヴィーガン認証ではない。プレスリリースではソースなど細部の原材料までは明記されていないため、確実性を求める場合はスタッフに確認を。
- 2026年の旅程を合わせられるヴィーガンフードイベントはありますか?
- ある。日本最大級のプラントベースイベント「ヴィーガングルメ祭り」が2026年、名古屋・東京(木場公園)・京都(梅小路公園)で複数回開催され、秋の東京開催は2026年10月4日の予定。
- 大阪の「bego」は完全ヴィーガンのお店ですか?
- いいえ。ウェルネス系カフェで、スペルト小麦パンを使ったヴィーガン対応や米粉ベーグルのグルテンフリー対応はあるが、平飼い卵を使ったメニューも提供している。完全植物性が必要な場合はスタッフに事前確認を。