フレーズ集

ヴィーガンのための日本語フレーズ&持ち歩きカード

ヴィーガンのための日本語フレーズ&持ち歩きカード

© Sarah Stierch · CC BY 4.0

6つのフレーズを覚え、カードを1枚持ち歩く——それだけで日本のヴィーガン外食はほぼ攻略できます。 日本の料理には動物性の食材が驚くほど隠れていますが、ペラペラである必要はありません。必要なのは2つだけ——注文用の短い口頭フレーズと、店員がひと目で読める1枚のカード。以下が「保存して持ち歩く」決定版です。

覚えておきたい6フレーズ

料理を指さしながら、ゆっくり伝えると通じやすくなります。

English日本語Romaji
I'm vegan — I don't eat meat, fish, egg, dairy or honey.私はヴィーガンで、肉・魚・卵・乳製品・はちみつを食べません。Watashi wa vīgan de, niku, sakana, tamago, nyūseihin, hachimitsu o tabemasen.
Does this contain dashi (fish stock)?これに(魚の)出汁は入っていますか?Kore ni (sakana no) dashi wa haitte imasu ka?
Does it contain meat, fish, egg, milk or wheat?肉・魚・卵・乳・小麦は入っていますか?Niku, sakana, tamago, nyū, komugi wa haitte imasu ka?
No bonito flakes and no fish stock, please.鰹節と魚の出汁は抜きでお願いします。Katsuobushi to sakana no dashi wa nuki de onegai shimasu.
Is this vegetarian?これはベジタリアン対応ですか?Kore wa bejitarian taiō desu ka?
Without egg, please.卵抜きでお願いします。Tamago nuki de onegai shimasu.

会話は 「すみません」 で始め、「ありがとうございます」 で締めると円滑です。「ヴィーガン」で通じないときは 「完全菜食主義者(かんぜんさいしょくしゅぎしゃ)」 と言い換えると、年配のスタッフにも伝わりやすくなります。

店員に見せるカード

スクリーンショットしてメモアプリに保存を。スマホを見せる、または読み上げてください。

はじめまして。私はヴィーガン(完全菜食主義者)です。肉・魚介類・魚の出汁(鰹節・煮干し)・卵・乳製品・はちみつ・ゼラチンなど、動物性の食材をすべて食べられません。野菜・豆腐・きのこ・海藻・昆布や椎茸の出汁は大丈夫です。これらを使わない料理はありますか?ご配慮いただけると嬉しいです。ありがとうございます。

「食べられないもの」だけでなく「食べられるもの」を伝えるのがコツ。断られそうな場面でも「じゃあ確認しますね」につながります。

口頭だけでは安全でない理由——出汁の罠

覚えておくべき一文:和食のうま味の土台である出汁は、たいてい鰹節(かつお)や煮干し(いわし)から取られています。 味噌汁、麺つゆ、煮物、卵焼き、各種ソース、ふりかけにまで——魚の姿が見えなくても——潜んでいます。昆布や椎茸の出汁はヴィーガン対応ですが(Just One Cookbook)、初期設定は魚。詳しくは出汁はヴィーガン?で解説しています。

やっかいなのは、店員が「出汁」を魚由来とは意識せず“味”として捉えがちなこと。だから上の出汁の質問が効きます。口頭確認はラベル読み隠れた動物性食材と“併用”するのが安全です。

フレーズが効く場所・効かない場所

フレーズが最も活きるのは、シェフが対応を変えられる個人店・居酒屋・カフェ。チェーン店やコンビニでは答えが決まっているので、聞くよりラベルを見る方が早いです。日本は評判よりずっと回りやすい——正直な評価は日本はヴィーガンに優しい?に。お店選びはヴィーガン対応レストランVEGAN JAPAN ハブから。

ひとつだけ現実的な期待値

完璧なカードでも、すべての店が対応できるわけではありません。それでOK。対立ではなく明確さを目指し、無理なら「ありがとう」と言って次へ。「100%ヴィーガンを出せ」と迫るより、穏やかで具体的なお願いのほうがずっとうまくいきます。カードを携え、6フレーズを覚え、必ず出汁を確認する——それだけで、驚くほどよく食べられます。

Sources

  1. だしの作り方——和食の土台(Just One Cookbook)
  2. 注文の仕方(Is it Vegan? Japan)
  3. ベジタリアン・ヴィーガンのための漢字ガイド(Tokyo Weekender)
  4. 食事制限を伝える印刷用カード(JustHungry)

FAQ

ヴィーガンの旅行者にとって最も重要な日本語の質問は?
「これに魚の出汁は入っていますか?(Kore ni sakana no dashi wa haitte imasu ka?)」です。出汁は鰹節や煮干しから取られることが多く、野菜料理や味噌汁でも魚が入りがち。姿が見えなくても必ず確認しましょう。
「小麦が入っていますか?」はどう言う?
「小麦は入っていますか?(Komugi wa haitte imasu ka?)」。まとめて聞くなら「肉・魚・卵・乳・小麦は入っていますか?」。ただし店員はセリアック対応(微量混入なし)まで保証できないので、コンタミは別途確認を。
カードを見せるのと口頭、どちらが確実?
英語が通じにくい場面ではカードが有利。発音のブレをなくし、避けたいもの・食べられるものを正確に伝えられます。ただし「出汁」の質問だけは口頭でも必ず——最も見落とされる項目だからです。
「ヴィーガン」が通じないときの言い換えは?
「完全菜食主義者(かんぜんさいしょくしゅぎしゃ)」が伝わりやすいです。「ベジタリアン」も通じますが、日本では“ベジタリアン料理”でも魚の出汁が入っていることが多い点に注意。
本田 美咲
  • フードライター歴12年
  • 植物性外食の専門
  • ソムリエ

東京在住のフードエディター。植物性のインバウンド外食を専門に、全店実食・全情報を検証。