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日本のビーガンカレー:どこで食べられる?何に注意すべき?

日本のカレーは、ビーガンにとって「食べたくなるのに、うっかり間違えやすい」代表的な料理です。 ご飯にかかったとろりとした茶色いソースは野菜だけで作られているように見えますが、市販のカレールウの多くは牛脂や鶏脂をベースにしており、カレー店の多くはかつお節だしでソースを仕上げています。良いニュースは、専門のビーガンカレー店が実在すること、そして一部のチェーン店が本物のプラントベース選択肢をメニューに組み込んでいることです。落とし穴を知っておけば、注文はぐっと安全になります。

「野菜だけ」に見えて隠れている動物性原料

見た目が野菜だけのカレーにも、次の3つが潜んでいることがあります。

  • だし。 日本の多くのソースや煮物、汁物のベースとなる旨味は、昆布だけでなく、かつお節や煮干しであることがほとんどです。トッピングは野菜だけでも、ソース自体が魚だしで作られている場合があります。
  • ルウに含まれるラードや動物性油脂。 市販のカレールウブロックの多くは、牛脂・鶏脂・ラードを油分のベースに使い、旨味付けに肉エキスを加えています。これは家庭で作るカレーだけでなく、手作りでなく市販ルウを使う飲食店にも当てはまります。
  • はちみつ、バター、生クリームが「マイルド」「お子様向け」カレーに使われることがあり、一部の加工カレー製品にはゼラチンが使われることもあります。思い込まず、メニューを確認する価値があります。

覚えておく価値のあるルウがひとつ。エスビー食品は「ゴールデンカレー」の中に、日本市場向けに no animal-derived ingredients(動物性原料不使用) と英語表記されたSKUを販売しており、原材料は小麦粉・食用油脂・食塩・砂糖・カレー粉・香辛料のほか、着色料や調味料などのごく少量の添加物というシンプルな内容です。見た目は通常版のゴールデンカレーとほぼ同じ箱ですが、通常版には動物性原料が含まれるため、スーパーで選ぶ際はブランド名より表示を確認することが重要です。

実在するビーガンカレー店(検証済み)

まるごとビーガン Dining 浅草(東京都台東区花川戸1-3-13)は2018年から完全ビーガンに転換しており、グルテンフリー料理もメニューに揃い、アボカドカレーや野菜天ぷらカレーなどが提供されています。隅田公園近くの小さく落ち着いた店で、スタッフは英語対応可能。営業は火〜日曜のランチ(11:30〜15:00)、水〜日曜のディナー(18:00〜20:30)。席数が限られているため予約がおすすめです。

幕末カリー(渋谷区松濤)は完全ビーガンで、「カレースープ」一品に特化したレストランです。ベースはスタンダードとトマトココナッツの2種類から選べ、辛さはレベル5まで調整可能。ライスのおかわり、ライム、キャベツサラダが付き、価格は2,000円から。カウンター席で、産直野菜を使うシェフズテーブルのような雰囲気。営業は火〜日曜(11:00〜14:30、17:00〜22:00)、月曜定休(祝日を除く)。予約はInstagram経由が確実です。

CoCo壱番屋は日本最大のカレーチェーンでありながら、多くの店舗で本格的なビーガン対応をメニューに組み込んでいます。肉・魚・乳製品・卵・はちみつを使わないプレーンなカレーソースに、ミックス野菜・なす・ほうれん草、あるいは「三昧」となすとほうれん草の組み合わせをトッピングできます。専門のビーガン店が少ない地方都市での心強い選択肢ですが、同じ製造ラインで乳製品を扱っているため微量混入の可能性がある旨が案内されています。好みレベルの制限ではなく重度のアレルギーがある場合は、必ずスタッフに確認してください。

ビーガンとして安全に注文するコツ

  • 直接尋ねる: 「ビーガンですか?」、あるいはより具体的に 「かつお節だしを使っていますか?」。専門のビーガン店ならすぐ意図が伝わりますが、一般的なレストランでは、だしについての質問こそが本当に重要です。
  • カレーチェーンでは、ルウが自家製か市販品かを尋ね、野菜のみ・ベジタリアン向けのメニューがあるか確認しましょう。CoCo壱番屋のようなチェーンではその対応が広がりつつあります。
  • 自炊や買い物の際は、なじみのあるブランド名を信用せず、英語で「vegan」または「no animal-derived ingredients」と明記されたルウを探しましょう。同じブランドでも商品ごとに配合が異なります。

日本のカレーはビーガンにとって「避けるべき料理」である必要はありません。専門店がいくつかあり、本気で対応するチェーン店もあり、そして的確な2つの質問さえ知っていれば、日本で比較的安心して楽しめるビーガン料理のひとつになります。

Sources

  1. 10 Best Vegan Restaurants in Tokyo, Japan - 2026 - HappyCow
  2. Marugoto Vegan Dining Asakusa - Tokyo Restaurant - HappyCow
  3. Bakumatsu Curry - 幕末カリー - Tokyo Restaurant - HappyCow
  4. CoCo Ichibanya: The Vegan-Friendly Curry Chain in Japan
  5. [CoCo Ichibanya] Vegetarian and vegan menu 'Coco Ichi-Veggie Curry'! | Japanese Vegan/Vegetarian Life
  6. 10 Japanese Foods That Aren't Vegan! - byFood
  7. Curry | Is it Vegan? (Japan)

FAQ

日本のカレーは基本的にビーガンですか?
いいえ。市販のカレールウの多くは牛脂や鶏脂を含み、レストランのカレーソースの多くはトッピングが野菜であってもかつお節だしをベースにしています。思い込まず、明確に「ビーガン」と表示された店や商品を選びましょう。
CoCo壱番屋にビーガンカレーはありますか?
はい。多くのCoCo壱番屋の店舗では、肉・魚・乳製品・卵・はちみつを使わないカレーソースを提供しており、ミックス野菜・なす・ほうれん草などを組み合わせてトッピングできます。ただし同じ製造ラインで乳製品を扱っているため、重度のアレルギーがある場合はスタッフに伝えてください。
カレーに魚だしが使われているか確認したいときはどう聞けばいいですか?
「かつお節だしを使っていますか?」と尋ねましょう。単に「ベジタリアンですか」と聞くよりも的確です。だしは日本料理のソースに最もよく隠れている動物性原料だからです。
本田 美咲
  • フードライター歴12年
  • 植物性外食の専門
  • ソムリエ

東京在住のフードエディター。植物性のインバウンド外食を専門に、全店実食・全情報を検証。